パーカーポイント: 95点 予想される飲み頃:2023 - 2055 The 2017 Romanée-St-Vivant Grand Cru was also showing very well indeed soaring from the glass with scents of cassis violets blood orange cinnamon and espresso roast that are complemented by carnal nuances of smoked duck and musk. On the palate it's full-bodied multidimensional and enveloping with terrific concentration rich and powdery structuring tannins and a long saline finish. This is a dramatic head-turning Romanée-St-Vivant in the making and it is showing even better in bottle than it did from barrel. (January 2020 Week 2 The Wine Advocate 10th Jan 2020)
エレガントなミニ・ロマネ・コンティ
ロマネ・サン・ヴィヴァンは少し地味なイメージがあるのですが、それは大きな間違いです。ラ・ターシュの力強さやリシュブールの華やかさにはかないませんが、香り高さにおいてはロマネ・コンティに次ぐワインです。DRCを何度も飲んだ経験のある目利きは、ミニ・ロマネ・コンティとして賛辞を惜しみません。
ルーツは12世紀にサン・ヴィヴァン・ド・ヴェルジィ修道院が植え付けたル・クルー・ド・サン・ヴィヴァンまでさかのぼります。その一部は、後にロマネ・コンティと呼ばれるようになり、残りがラ・ロマネ・サン・ヴィヴァンとなったのです。
革命後に売却され、畑の半分以上はマレ・モンジュ家の持ち物になりました。女性オーナーのジュヌヴィエーヴ・マレ・モンジュは、ロマネ・サン・ヴィヴァンの名声を高めようと、1966年から5.28ヘクタールの区画をDRCに貸し出しました。最初のヴィンテージの収量は1万8700本です。
ワインは、ドメーヌ・マレ・モンジュの名前と紋章を印、ネックにはDRCが畑と醸造の責任者であることが記されていました。未婚で子供のなかったジュヌヴィエーヴが亡くなった後の1988年、DRCは彼女の相続人から約1000万ドルで畑を購入しました。資金調達のため、エシェゾー、グラン・エシェゾーのほかDRC所有のヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュが売却されました。
ロマネ・サン・ヴィヴァンは少し地味なイメージがあるのですが、それは大きな間違いです。ラ・ターシュの力強さやリシュブールの華やかさにはかないませんが、香り高さにおいてはロマネ・コンティに次ぐワインです。DRCを何度も飲んだ経験のある目利きは、ミニ・ロマネ・コンティとして賛辞を惜しみません。
ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑は、DRCのオフィスの西側の、ロマネ・コンティやリシュブールより低い位置に広がっています。岩盤はウミユリ石灰岩が主体で、粘土や泥灰土が下層に広がっています。傾斜は3度から5度で、やや緩やかです。
植え替えで品質がさらに向上中
マレ・モンジュ時代は、収量の多いクローンが植えられていたため、DRCは購入後に、植え替えに乗り出しました。ロマネ・コンティの畑から選別して増やしたDRCクローンを接ぎ木する作業を2001年から始めて、作業を続けています。その効果が明確に出てくるのは、2020年から2030年と見られ、さらに品質が上がるのは間違いありません。
ロマネ・サン・ヴィヴァンは優雅で、バランスがとれていて、かぐわしい。スミレ、ラズベリー、バラの香水のアロマを放ち、セイバリーな味わい。ミュジニーに比肩される女性的なワインです。
DRC
Romanee St.Vivant
予想される飲み頃:2023 - 2055
The 2017 Romanée-St-Vivant Grand Cru was also showing very well indeed soaring from the glass with scents of cassis violets blood orange cinnamon and espresso roast that are complemented by carnal nuances of smoked duck and musk. On the palate it's full-bodied multidimensional and enveloping with terrific concentration rich and powdery structuring tannins and a long saline finish. This is a dramatic head-turning Romanée-St-Vivant in the making and it is showing even better in bottle than it did from barrel.
(January 2020 Week 2 The Wine Advocate 10th Jan 2020)