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白糸(しらいと)滝の細い落水や白髪など、白くて細いもののたとえ。白糸の滝。日本各地にある滝も呼称。地名などの由来にもなっています。【辻玄哉(つじげんさい)】 生年不詳~天正4年10月11日(1576年11月1日)) 室町時代後期の茶人、連歌師 茶道の一派である松尾流の始祖とされる わび茶を大成させたとされる千利休の師であった可能性が、近年、指摘されている生誕年は不明松尾家の家伝によると、堺の辻家に養子として入り、その後、京都新在屋町(現在の京都御苑敷地内)に住み、「墨屋」を屋号とする呉服商を営んだ1545年天文14年までには、連歌師の里村昌休に師事したとされる その後、記録に残っているだけでも71の連歌会に参加している1551年天文20年には、三好長慶や里村紹巴らとの連歌会に参加 その3年後には、熟練した連歌師にしか任されない、連歌会の発句をつくる役目を担っている 里村紹巴は兄弟子にあたり、記録に残る玄哉が参加した連歌会のほぼ全てに出席していて、玄哉に『源氏物語』の口伝を伝授した また、茶人としても、武野紹鴎に師事し、その「一の弟子」と評されている(『山上宗二記』) 紹鴎の茶会に参加したとの記録が残る松屋久政らを、1557年弘治3年に招待して茶会を開いている(『松屋会記』) また、堺の津田宗達邸で行われた茶会に参席している(『天王寺屋会記』)1568年永禄11年 御所呉服御用の修理大夫となり諸役を免除される 東山御文庫本『永文』の奥書にも、「修理入道」を名乗ったとの記述がある1571年元亀2年 聖護院門跡道澄、細川幽斎、里村紹巴、津田宗及らと、連歌会に参加(『大原野千句』)1575年天正3年 津田宗及を招いて茶会を開く(『天王寺屋会記』)1576年天正4年10月11日に死去したことが、新在屋町の地子徴収権をもつ山科家の『言継卿記』に記載されている【辻五助】不詳~1631年5月1日【松尾宗二】物斎1579年~1658年5月24日【松尾宗政】不詳~1691年【松尾宗俊】1639年~1688年 【初代 松尾宗二】楽只斎1677年~1752年9月5日 養子【2代 松尾宗五】翫古斎1701年~1771年11月25日【3代 松尾宗政】一等斎1741年~1802年9月13日【4代 松尾宗俊】不管斎1781年~1805年6月27日【5代 松尾宗五】不俊斎1792年~1830年6月16日 3代一等斎の婿【6代 松尾宗古】仰止斎1820年~1856年4月29日 伏見稲荷中社の松本家から養子【7代 松尾宗五】好古斎1847年~1888年3月21日【8代 松尾宗幽】汲古斎1872年~1918年 7代好古斎の3男【9代 松尾宗見】半古斎1866年~1917年10月1日 7代好古斎の長男【10代 松尾宗吾】不染斎1899年4月13日~1980年5月27日【松尾実知】浄照院1903年~不詳 10代不染斎の妹葆光斎により11代を譲られるが妙玄斎により撤回【11代 松尾宗倫】葆光斎1926年~1984年12月10日 10代不染斎の子【12代 松尾宗典】妙玄斎1962年~当代------------------------------【松尾流(まつおりゅう)】松尾宗二に始まる茶道の流派家元は名古屋市東区にあり、財団法人として松蔭会がある松尾家の家祖は堺の辻家の養子で、京都で呉服商(屋号は墨屋)を営んだ辻玄哉である。辻玄哉は武野紹鴎の門人であり、また千利休に台子点前を伝授した兄弟子として知られている。以後、松尾宗俊までは呉服商を生業としながら茶の湯を楽しんでいた。このうち松尾宗二(物斎)は千宗旦の門人として著名であり、宗旦から「楽只軒」の書、「楽只」銘の茶杓と花入を贈られている。この3点は松尾家の家宝とされ、相続披露の茶事のみに用いられている。初代 松尾宗二(楽只斎)は元は近江の生まれで松尾家の養子に入り、始めは町田秋波に茶を学び表千家 6代 覚々斎のもとで奥儀を極めた。享保のころまで名古屋の町衆の間では宗和流が盛んだったが、このころ覚々斎は依頼によって町田秋波を名古屋に遣わして稽古をみさせていた。秋波はまもなく亡くなり、その代わりに享保9年(1724年)楽只斎宗二が名古屋へ派遣されるようになった。京都においては近衛家・鷹司家より殊遇を得ており、たびたび京都と名古屋を往復して茶道普及に努めた。これより代々京都と名古屋を往復し、2代翫古斎の時からさらに尾張藩の御用も勤めるようになる。このうち5代 不俊斎は4代 不管斎の妹の婿だが、焼きもの・建築・造園、さらに詩歌に通じた非凡の人で、松尾流中興の祖と称せられている。7代 好古斎の時に幕末を迎え、鳥羽・伏見の戦いで京都東洞院押小路にあった家を焼失したため、名古屋に移住することになった。好古斎の長男は松尾流を継ぐべく大徳寺狐篷庵で禅の修行をしたのだが、一旦は名古屋に戻ったもののとうとう禅僧となってしまった。このため好古斎が急逝したあとは3男が8代 汲古斎として家元を継いだのだが、汲古斎もわずか4年で台湾に渡ってしまう。結局、長男が還俗して9代 半古斎として家元を継ぐことになる。半古斎も早世したため、10代不染斎は13年間に渡って表千家12代 惺斎のもとで修行を積んでから継承した。この間家元不在の松尾流は妹の松尾実知が中心になって支え後に11代を贈られた。●白糸(しらいと/しろいと)…白くて細長いものの例えや染めていない白いままの糸滝の細い落水や白髪など
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商品説明
白糸(しらいと)滝の細い落水や白髪など、白くて細いもののたとえ。
白糸の滝。日本各地にある滝も呼称。地名などの由来にもなっています。
【辻玄哉(つじげんさい)】
生年不詳~天正4年10月11日(1576年11月1日))
室町時代後期の茶人、連歌師
茶道の一派である松尾流の始祖とされる
わび茶を大成させたとされる千利休の師であった可能性が、近年、指摘されている
生誕年は不明
松尾家の家伝によると、堺の辻家に養子として入り、その後、京都新在屋町(現在の京都御苑敷地内)に住み、「墨屋」を屋号とする呉服商を営んだ
1545年天文14年までには、連歌師の里村昌休に師事したとされる
その後、記録に残っているだけでも71の連歌会に参加している
1551年天文20年には、三好長慶や里村紹巴らとの連歌会に参加
その3年後には、熟練した連歌師にしか任されない、連歌会の発句をつくる役目を担っている
里村紹巴は兄弟子にあたり、記録に残る玄哉が参加した連歌会のほぼ全てに出席していて、玄哉に『源氏物語』の口伝を伝授した
また、茶人としても、武野紹鴎に師事し、その「一の弟子」と評されている(『山上宗二記』)
紹鴎の茶会に参加したとの記録が残る松屋久政らを、1557年弘治3年に招待して茶会を開いている(『松屋会記』)
また、堺の津田宗達邸で行われた茶会に参席している(『天王寺屋会記』)
1568年永禄11年 御所呉服御用の修理大夫となり諸役を免除される
東山御文庫本『永文』の奥書にも、「修理入道」を名乗ったとの記述がある
1571年元亀2年 聖護院門跡道澄、細川幽斎、里村紹巴、津田宗及らと、連歌会に参加(『大原野千句』)
1575年天正3年 津田宗及を招いて茶会を開く(『天王寺屋会記』)
1576年天正4年10月11日に死去したことが、新在屋町の地子徴収権をもつ山科家の『言継卿記』に記載されている
【辻五助】
不詳~1631年5月1日
【松尾宗二】物斎
1579年~1658年5月24日
【松尾宗政】
不詳~1691年
【松尾宗俊】
1639年~1688年 【初代 松尾宗二】楽只斎
1677年~1752年9月5日 養子【2代 松尾宗五】翫古斎
1701年~1771年11月25日
【3代 松尾宗政】一等斎
1741年~1802年9月13日
【4代 松尾宗俊】不管斎
1781年~1805年6月27日
【5代 松尾宗五】不俊斎
1792年~1830年6月16日 3代一等斎の婿
【6代 松尾宗古】仰止斎
1820年~1856年4月29日 伏見稲荷中社の松本家から養子
【7代 松尾宗五】好古斎
1847年~1888年3月21日
【8代 松尾宗幽】汲古斎
1872年~1918年 7代好古斎の3男
【9代 松尾宗見】半古斎
1866年~1917年10月1日 7代好古斎の長男
【10代 松尾宗吾】不染斎
1899年4月13日~1980年5月27日
【松尾実知】浄照院
1903年~不詳 10代不染斎の妹
葆光斎により11代を譲られるが妙玄斎により撤回
【11代 松尾宗倫】葆光斎
1926年~1984年12月10日 10代不染斎の子
【12代 松尾宗典】妙玄斎
1962年~当代
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【松尾流(まつおりゅう)】
松尾宗二に始まる茶道の流派
家元は名古屋市東区にあり、財団法人として松蔭会がある
松尾家の家祖は堺の辻家の養子で、京都で呉服商(屋号は墨屋)を営んだ辻玄哉である。
辻玄哉は武野紹鴎の門人であり、また千利休に台子点前を伝授した兄弟子として知られている。
以後、松尾宗俊までは呉服商を生業としながら茶の湯を楽しんでいた。
このうち松尾宗二(物斎)は千宗旦の門人として著名であり、宗旦から「楽只軒」の書、「楽只」銘の茶杓と花入を贈られている。この3点は松尾家の家宝とされ、相続披露の茶事のみに用いられている。
初代 松尾宗二(楽只斎)は元は近江の生まれで松尾家の養子に入り、始めは町田秋波に茶を学び表千家 6代 覚々斎のもとで奥儀を極めた。
享保のころまで名古屋の町衆の間では宗和流が盛んだったが、このころ覚々斎は依頼によって町田秋波を名古屋に遣わして稽古をみさせていた。
秋波はまもなく亡くなり、その代わりに享保9年(1724年)楽只斎宗二が名古屋へ派遣されるようになった。
京都においては近衛家・鷹司家より殊遇を得ており、たびたび京都と名古屋を往復して茶道普及に努めた。
これより代々京都と名古屋を往復し、2代翫古斎の時からさらに尾張藩の御用も勤めるようになる。
このうち5代 不俊斎は4代 不管斎の妹の婿だが、焼きもの・建築・造園、さらに詩歌に通じた非凡の人で、松尾流中興の祖と称せられている。
7代 好古斎の時に幕末を迎え、鳥羽・伏見の戦いで京都東洞院押小路にあった家を焼失したため、名古屋に移住することになった。
好古斎の長男は松尾流を継ぐべく大徳寺狐篷庵で禅の修行をしたのだが、一旦は名古屋に戻ったもののとうとう禅僧となってしまった。
このため好古斎が急逝したあとは3男が8代 汲古斎として家元を継いだのだが、汲古斎もわずか4年で台湾に渡ってしまう。
結局、長男が還俗して9代 半古斎として家元を継ぐことになる。
半古斎も早世したため、10代不染斎は13年間に渡って表千家12代 惺斎のもとで修行を積んでから継承した。
この間家元不在の松尾流は妹の松尾実知が中心になって支え後に11代を贈られた。
●白糸(しらいと/しろいと)…白くて細長いものの例えや染めていない白いままの糸
滝の細い落水や白髪など
作者:11代 松尾宗倫筆(葆光斎)
茶杓師(甫斎作)
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【11代 松尾宗倫】葆光斎
1926年~1984年12月10日 10代不染斎の子
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【松尾流(まつおりゅう)】
松尾宗二に始まる茶道の流派
松尾家の家祖は堺の辻家の養子で、京都で呉服商(屋号は墨屋)を営んだ辻玄哉である。
初代 松尾宗二(楽只斎)は元は近江の生まれで松尾家の養子に入り、始めは町田秋波に茶を学び表千家 6代 覚々斎のもとで奥儀を極めた。
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箱:木箱
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