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背の低い灯台で、四畳半以上の広間で用います。
利休好みは総体黒塗で、高さ四寸、裾幅七寸三分でやや上すぼみの台箱の背面に、高さ一尺一寸の板柱が付き、その上から一寸八分下がったところに丸穴があり、穴よりやや下がったところに火皿受の金輪が付いたものです。
短檠は、板柱に付いた金輪の上に「下土器」(したかわらけ)を置き、その上に「油盞」(あぶらつき)と呼ばれる油を入れる皿を置き、「長灯心」(ながとうしん)を柱の穴から後ろに垂らして一つに結びます。
下の台箱の上へ奉書紙などを四つ折にして敷き、その上へ「下皿」(したざら)を置き、その上へ掻き立て用の黒文字を一本置き、台箱の中へ油注を入れて置きます。
油盞、下土器、下皿とも楽焼で、油盞はふっくらと丸みを帯び雀に似た形から俗に「雀土器(雀瓦)」(すずめがわらけ)と呼ばれる油盞を用います。
灯芯は、長燈心を通常七本用います。場合によって増減するときも奇数にします。
●手燭(てしょく)
手で持ち歩けるように柄を付けた蝋燭を立てるための台(燭台)です。
手燭は、夜咄や暁の茶事で、露地を歩くときに正客が足元を照らしながら連客を導いて腰掛に進み、迎付のとき亭主と正客は手燭の交換をして挨拶に代え、正客は足元を照して手水鉢へ向い、手燭石の上へ置き、手水をつかいます。
←写真をクリックすると拡大表示されます。
★ユーズド商品です。
青楽すずめ瓦は無疵ですが、使用感があります。
短檠も無疵ですが少しの使用感がありますので、拡大画像にてご確認ください。
手燭も多少の使用感があります。
※短檠にすずめ瓦と灯芯が付いてのセット販売にします。
☆短檠寸法
高さ53.7cm 径22.3cm×17.4cm 紙箱
●楽焼窯元 七世 和楽
昭和11年 六世和楽の長男として生まれる。
昭和29年 京都市日吉ヶ丘高校陶芸家を卒業。
同年 京都府陶工訓練所成形科、陶画科に入所。
昭和31年 同所卒業後、楽焼全般にわたり父、信蔵に師事する。
昭和45年 東郷平八郎元帥より拝命を賜った(大正7年)、窯元「和楽」の七世を襲名する。
昭和50年 大徳寺管長浩明老大師より「眞和楽」の印を授かり、その後、「眞和楽」の印を使用する。
平成8年 京都大丸にて還暦展を開く。
★この商品は特売品担当、増田がサポートしています。